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【翻訳】グルテン過敏症―その害と危険

2016年05月18日
csij 【203. 市民研通信】

グルテン過敏症―その害と危険

翻訳:杉野実

GreenFactsのウェブサイト掲載記事より
原題:Gluten intolerance, hazards and risks

PDFファイルはこちらから→csijnewsletter_305_sugino_20160511.pdf

序説

グルテンは小麦のほか、大麦・ライ麦その他の穀物にふくまれる、蛋白質の混合物である。遺伝的素因をもつ一部の人々(アメリカでは全人口の約1パーセント)が、グルテンに曝露するとセリアック病を発症する。セリアック病は小腸に生じる恒久的な知覚過敏反応であり、ある種の自己免疫皮膚炎をもひきおこしうる。

グルテンとはなにか

グルテンは貯蔵蛋白質の複雑な混合物からなる小麦の成分である。類似の蛋白質は大麦とライ麦にもみられる。専門的には小麦粉の蛋白質だけがグルテンとよばれるが、大麦やライ麦の蛋白質も知覚過敏反応をひきおこすので、セリアック病に関する文脈ではそれらも「グルテン」としてあつかわれる。小麦・ライ麦・大麦・ライ小麦・オーツ麦を原料とする食品に関して、単に「蛋白質」をふくむといえば、グルテンもふくむかもしれないということを意味する。

セリアック病を発症した敏感な個人であっても、中程度(たとえば1日50から70グラム)のオーツ麦摂取には耐性をもつが、多くのオーツ麦製品は、栽培・収穫・輸送・貯蔵・加工中の相互接触からくる、小麦・ライ麦・大麦の微量成分をふくんでいる。

セリアック病とはなにか

セリアック病は、遺伝的素因をもつ個人が、小麦・大麦・ライ麦にふくまれるグルテンを摂取することによりひきおこされる、恒久的な知覚過敏反応である。これは深刻な病気であって、他の多数の病気や障害にもつながりうる。

セリアック病の遺伝的素因の相当部分は特定の遺伝子に関連しているが、環境的要因(たとえば母乳授乳は危険をへらすし、感染は危険をます)・免疫機構の異常あるいはある種の遺伝疾患のような他の要因もまた、病気への感受性を決定する要因になりうる。

下痢のような直接的な消化器症状をあらわすことはないが、それでもなお小腸に問題のある、「静かな」セリアック病であると思われる個人は多い。そのような人々が、正確な病気の診断をえるには長期間がかかる。

セリアック病の遺伝的素因をもたない人々(アメリカでは99パーセント)がグルテンに曝露しても、重大な健康問題をおこさないことは、重要であり銘記されるべきである。

【続きは上記PDFファイルでお読みください】

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