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遺伝子検査って どこが問題なんですか? 質疑応答編

2016年03月11日
csij 【203. 市民研通信】

市民科学講座Bコース第2回(2015年8月7日)@光塾

霜田求さんとともに考える
遺伝子検査って どこが問題なんですか?

その2:質疑応答編
講義篇は前号33号に掲載)

pdfはこちらから→csijnewsletter_034_shimoda_02_20160316.pdf


上田:
 ここで、皆さんからいろいろ質問なり意見なりをいただいて議論に入っていきたいと思います。今お話を聞いていますと、現状ははっきり言いまして、精度は決して高くないものが多いと。しかも、その検査結果をどういうふうに活かしていくか、ということに関しては、患者さんの側に結構委ねられているという面もあるでしょうし、それからある種の相談を、医療の方がしていくときのひとつの材料にするというレベルでとどまっている、というように思うんですけども。今お聞きしているとちょっと怖いなぁ、と思うのは、1つは、やはりサンプルが残されていくとか、それが目的以外のもので活用されていくということが、提供した側になかなか見えない現状があるというのが1つ気になるところですね。それをどうやって防止していくかとか管理してくるか、という問題が浮上してきそうだったなぁということが、一点感じるところです。それからもうひとつは、おそらくこれは研究が進めば進むほど、遺伝子の、遺伝子と疾患との対応というのはより精緻にわかってくるということは当然考えられることなので、今、極めて限られた遺伝子でしか医療で有効性が検証できない、という部分があるかもしれませんけども。それがだんだん大きくなってきいくときに、まさに霜田さんがおっしゃったように、健康診断の中に普通に組み込まれる、というようなことが起こってきそうな時代がきっと来るだろうなと思うんですね。そうした場合に私たちはその遺伝情報というのをどういう目的のために使うか。つまり、今までの医療だったら、病気になった人がその病気を治す、ということだったんですけど、病気になりそうなことを予言する、とか。それから、なりそうだからこうしておく。つまり、予防ですね。予防というものに対して遺伝子の情報というのが、大きく関わってくるとか介入してくる、という可能性が高いという風に見るんですね。そうした時に私たちが普段考えている予防というものの、意味合いも変質してくるのかな、変わっていくのかな、という気もしないでもないです。だから、そういうこれからのことを見据えて遺伝に関する研究がどんどん進んでいくことはもう避けられないことなので、それに対して私たちは、上手な活用の仕方といいますか、どこまでを良しとして、どこまではちょっとさすがにこれはやりすぎじゃないのかな、というような線引きをするべきなのか、すべきでないのか、みたいな話がどうも出てきそうな気がするんですね。ちょっと、今私の方でなんとなく感想を言いましたけども、皆さんの方からも、ちょっと本当に素朴な疑問でも構わないですし、ひょっとしたらこの中でも、受けてみようかなとか、これだったら受けれるかな、というような感じを持っていらっしゃる方もいるかもしれません。そういうことも含めてですね、ちょっとご意見を言っていただけたらありがたいかな、と思います。


【続きは上記PDFファイルにてお読みください】

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