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レミングたちの行く手  Lemming, Whither are they going?

2015年08月04日
csij 【203. 市民研通信】

レミングたちの行く手
『Lemming, Whither are they going?』

橋本正明(市民研・会員)

PDFはこちらから→csijnewsletter_031_hashimoto_20150715.pdf

我々の住む世界には様々な分野で多岐に渡る問題がある。しかし、いかに細分化・専門化しようとも世界は一つであり、個々の事象はその一部を切り取っているに過ぎない。私は今や個々人が把握しきれなくなってしまった世界のカタチを私なりのやり方で論文として炙り出してみようと思い立った。それは三つの大きなくくりで構成する。まずAは様々な資源に起因する諸問題について、Bは再生可能エネルギーの可能性、Cでは我々はどこに向かうべきか考察する。以下はAの最後の項目としてあるが、全体を通して最火急に論じられるべき原子力に関する論考である。

もし、このまま続けば ~If, it goes on ~

SF作家アシモフの人気シリーズ『ファウンデーション』、それに限らず1950年代には超小型原子炉などの科学技術を駆使して強大な銀河帝国と渡り合う数多くの話が描かれ、将来を担う若い世代たちは科学技術の無限とも思える可能性に胸踊らせたものだった。そして原子力の平和利用が世界に拡がり、地球温暖化が世界規模で問題になってからは疑問を抱きつつも温暖化を食い止めるための必要悪としか思っていない人も多かったであろう。『あの日』までは。

そして白日の下に曝されることになった利権者たちの欺瞞や底知れない欲望にまみれ薄汚れたクリーンには到底及ばないようなエネルギー源は時として兵器としての裏の顔を垣間見せる。偶然とは思い難い皮肉な名の一致か、人間はまたしても天空の王と冥府の王の物理的な脅威や肉体への侵蝕に怯えて暮らさなければならなくなってしまったのである。
もしこのままの政策が続き、核の廃棄物が処分場の当てすらないままにひたすら生み出されたらどうなるだろうか。いや、核だけではない。今や世界は自分たちの排出してきた毒に溺れ、その習慣性にマヒし、そしてゆっくりとだが確実に壊死しつつあるのだ。

【続きは上記PDFファイルにてお読み下さい】

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